プラクティカル・メモ
Relaxation wheel chair
田原 弘幸
1
1北九州市立足立学園
pp.435
発行日 1972年10月9日
Published Date 1972/10/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104289
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脳性まひ児のADLにおける移動には多くの問題が伴う.特に,伸筋突伸の強い子どもにおいてはindependentな移動は全くと言って不可能である.また,このような子どもに通常の車椅子を用いても十分にリラックスした状態を提供できない.そのようなわけで,多くの場合,このような子ども達は寝たきりかあるいは不自然な状態での移動をしいられている.そこで,このような子ども達にADLにおける幅を持たせるために,良肢位で移動が可能になるようにとの考えから,当園でいろいろと車椅子を工夫し,改良してきたが,だいたい一応の線におちついているのでこれをRelaxation wheel chair(以下RW/C)として紹介したい.
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