プラクティカル・メモ
Slide seat wheel chair
丸谷 隆明
1
1道立札幌肢体不自由児総合療育センター
pp.700-701
発行日 1973年9月15日
Published Date 1973/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100708
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新らたに車椅子を処方する場合や,使用中のものを何らかの理由で改造する時,いかなる使用理由や必要度であっても基本的条件のうちの安楽性という点を軽視すると患者に苦痛を与えることになる.
試乗させた際,使用感が漠然と心地良いことに満足するのみでなく,長時間の使用による疲労の種類,度合い,またはある種の作業に対する耐久力も車椅子の適不適により違いがでてくることは当然と言え,かつ生涯使用者であれば安楽性は非常に重要な処方のポイントにもなる.
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