今日の精神科作業療法
財団法人慈圭会慈圭病院の作業療法
若生 年久
1
,
大橋 博
1
1三重県立高茶屋病院
pp.220-224
発行日 1972年6月9日
Published Date 1972/6/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104233
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はじめに
財団法人慈圭会慈圭病院は岡山市郊外の閑静なところに位置する病床数528の単科精神病院である.鉄筋の明るい病棟,広い運動場,テニス・コート,バレーコート,レクリエーション・センターの他,ユニークな附属精神医学研究所を持つ近代的な精神病院である.しかしながら,この病院の最も特徴的なことは,病院の中に色々な種類のよく整備された保護工場を持ち,特色のある作業療法が一貫して実施されている点にある.以下その特徴を述べる.なお,本報告の基礎となった資料は,昭和44年11月,全国自治体病院協議会精神科作業療法研究班が実施した作業療法実施状況調査,および昭和45年夏同研究班の委員である田原幸男および高茶屋病院の若生年久,稲地聖一が実地に訪問して調査した報告に基づいている.
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