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読者の声/OT研修会心障部会に出席して/リハ医学会で感じたこと/初めてリハ医学会に参加して
pp.188
発行日 1972年6月9日
Published Date 1972/6/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104225
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- 文献概要
作業療法が‘科学’としての形を成し得るためには,‘臨床’と‘研究’そして‘教育’という3者が,それぞれ確実に発展し,またそれらが有機的に結合することが,不可欠の条件であるということは常に叫ばれ続けている.しかし日本の作業療法の現状はどうであろうか.確かに,‘臨床’ということでは,不十分ながらも着実に,その足固めができつつあるが‘研究’に関しては,わずかに‘臨床研究’が,その萠芽をみたばかりであり,‘基礎研究’にいたっては,依然として‘種’のままの状態から脱し得ていない.そして又,‘教育’の2つの部門,つまり‘学校教育’‘卒後教育’についても,我々の理想とするところとは,ほど遠く,解決されなければ,いや,しなければならない問題が山積している.
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