あんてな
第16回リハビリテーション世界会議について
津山 直一
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター
pp.490
発行日 1986年7月15日
Published Date 1986/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103596
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リハビリテーション世界会議は1929年に第1回がジュネーブで開催され「発見,治療,教育,予防」を主題に十二カ国から50人が集まって行われたのが始まりであるが,その後60年の間にリハビリテーションは対象者の多様化,リハビリテーション技術の進歩と共に普及し,これに関与する人の数も著しく増し一昨年(1984年)6月リスボンに於て開かれた第15回会議では2,000名近い参会者をみた.本部すなわちリハビリテーション・インターナショナル(RI・国際リハビリテーション協会)は1922年に創立,ニューヨークに事務局を置き世界を北米・欧州・アラブ・アフリカ・ラテンアメリカ・カリブ海地域・アジア太平洋の7つの地域に分けて各地域の障害者のリハビリテーションの向上につとめており,あらゆる障害を対象とし,専門家,当事者も加えた障害者福祉分野では唯一の国際民間組織であるが,リスボンにおける世界会議において,次回開催国とてアジアで始めての日本が選ばれた.
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