本の紹介
「障害児のための発達療法」―ソフィー・レビット編著,小野啓郎監修 中田靖子・安藤忠監訳
高橋 勇
1
1独協医科大学
pp.523
発行日 1985年8月15日
Published Date 1985/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103377
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脳性麻痺の理学療法で定評のあるイギリスのSophie Levitt女史の名著,Paediatric Developmental Therapy (Blackwell Scientific Publications,1984)が,このたび大阪大学医学部小野啓郎教授と中田靖子・安藤忠両先生をはじめとする10名の先生方の訳により「障害児のための発達療法」として刊行されたことは小児の障害に関心をもつ人びとにとって大変よろこばしいことである.
Sophie Levitt女史についてはすでに,Physiotherapy in Cerebral Palsy,1962,という著書があり,出版後間もなく今回の監訳者のお一人である中田靖子先生と当時整肢療護園におられた鎌倉矩子・寺山久美子先生らによって「脳性麻痺機能訓練の実際」という題名で訳出されており,広く読まれていたことを記憶している.もちろん私もその頃整肢療護園にいて愛読したものだった.
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