本の紹介
「カード式/在宅脳卒中のリハビリテーション」―上田敏監修,森亨・矢谷令子・宮崎祐一著
駒沢 治夫
1
1北村山公立病院
pp.254
発行日 1983年4月15日
Published Date 1983/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102833
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この本は老人保健法の運用にあたり,どうしても欲しい本である.それはまず手に取って見てくだされば,どなたも納得出来ると思う.
カード方式になっているため在宅の脳卒中患者を寝たきりから歩行まで指導する時に,患者およびその家族を保健婦,理学療法士がそれぞれ求めていたものが出来たという感じである.実際に地域活動の中で利用してみたが,患者の能力に合せて必要なカードを抜き出し指導し,そのカードを個々人に渡し毎日そのカードを見て実施出来るため訓練を忘れてしまうということは起こらず毎日必ず訓練をすることが出来便利である.患者は勿論家族からも老眼鏡なしで読めるし絵が見易く,色別になっているので訓練を間違うことはないと好評であった.
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