特集 精神科作業療法の展望
地域精神医療と作業療法
内藤 清
1
,
星野 勝
1
,
岡村 宮子
1
,
佐藤 照美
1
1川崎市社会復帰医療センター
pp.303-305
発行日 1978年5月15日
Published Date 1978/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101675
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川崎市社会復帰医療センターは,100万都市に於ける精神分裂病の地域リハビリテーション活動の拠点である.市内には7つの保健所があり,それぞれの保健所はPSWと保健婦を中心に家庭訪問,患者会,精神衛生相談,家族会などの地域精神衛生活動を行なっており,我々の勤務する施設はこれ等の保健所活動を背景としている.このため当施設は地域病院的な性格と総合リハビリテーション的な性格を合わせ持っている.
業務は病棟,ディ・ケア(在宅者の通所治療教育),ホステルに大別される.職員は常勤医師(7名),看護職(26名),PSW(24名),心理職(10名),作業療法士(4名)などで,相互にオーバーラップしながら活動している.
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