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特集 理学療法士・作業療法士とバイオメカニズム
「人工の手」研究のあゆみ
The Progress of Electrical Prosthesis Commanded by Microcwmputer
舟久保 煕康
1
Hiroyasu FUNAKUBO
1
1東京大学工学部精密機械工学科
1The University of Tokyo.
pp.863-867
発行日 1977年12月15日
Published Date 1977/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101589
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Ⅰ.なぜ電動義手開発を行うか
1.使える義手からみると
我々が電動義手開発の研究を始めてから,12年目になる.
サリドマイド児に装着できるような多自由度の機能をもった義手を作らねばならないということで東大の整形外科の医師と研究をスタートさせ,その後全国の沢山の医師に協力願ってきているが,研究の開始に当って最も頭を悩ませた重要な課題は,動力源を何にするかということだった.これを決定することは,その後の義手の設計,製作,部品開発等すべてに後戻りできない大きな影響をあたえるからだ.
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