とびら
第8回OT学会を終えて
前田 守
1
1美幌国立療養所
pp.586-587
発行日 1974年10月15日
Published Date 1974/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100896
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ようやく北国の雪も溶けて,まさに若葉が初々しいという感じの札幌の3日間であった.
例年ならばうまくゆくと大通り公園あたりにはライラックの花が咲きみだれて,全国から来られる会員の方々に,きっと素晴らしい景観を与えるはずであった.実際,これがまたキャッチフレーズになったのか,遠路にもかかわらず予想以上の会員が集まってくださったが,その演出はすじ書きどうり行かず,すっかり裏切られた思いであつた.
そういえば今回の学会は最初から予期せぬつまずきが幾つかあったが,その中でも当初決定した学会日程の変更も,何か後々の偶発的なミスを象徴するような事件のように思われたものである.
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