特集 痛み
<随想>
女性と痛み
荻島 秀男
1,2,3
1都養育院附属病院リハビリテーション部
2都老人総合研究所リハビリテーション医学部
3高知リハビリテーション学
pp.417
発行日 1974年6月15日
Published Date 1974/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100855
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女性の訴える痛みは苦手である.女性は表現がオーバーという先入感があるからかもしれない.内科のレジデント時代のinitial impressionでこの先入感に左右され大いに反省した事がある.レジデントの教育方法の1つとして病歴聴取と診察のみで(臨床検査,X-Pなしで)initial impressionを述べさせられるが,あとで自分の診察,病歴聴取がいかに不十分であったかを知るのには効果的である.
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