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講座
筋神経の生理学(3)
Basic Neuro-Muscular Integration and It's Clinical Application
和才 嘉昭
1
Yoshiaki WASAI
1
1九州リハビリテーション大学校
pp.197-202
発行日 1973年3月15日
Published Date 1973/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100592
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Ⅲ.基礎知識の復習2
1.相反神経メカニズム
1) 刺激と興奮性
筋肉が収縮するためにはなんらかの刺激が必要である.刺激には機械的刺激,化学的刺激,あるいは電気的刺激など外来的(exteroceptive)なものが考えられるが,筋収縮を起こさせるためには一定の要素がいる.いまそれを電気刺激を例にとり考えると有効刺激としては,一定の強さ,一定の長さそして変化と3つがあげられるが,これが刺激の3要素となる.
生体内でも筋収縮を起こすためには同じく刺激が必要であるが,当該骨格筋が所属している中枢神経からの適刺激である,運動神経インパルスが筋に伝達されてはじめて筋収縮が起こる.これは内生的刺激(enteroceptive)である.
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