Japanese
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講座
木工(1)
Wood work (part 1)
ヒラタ ジャネット
1
,
ムラタ デビッド
2
Janet Hirata
1
,
David Murata
2
1リハビリテーション学院作業療法学部
2リハビリテーション学院
pp.277-282
発行日 1970年8月9日
Published Date 1970/8/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100350
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Ⅰ.はじめに
木工は作業療法の中で最も多くの場所で使われる治療手段である.作業の選択の基準は患者にアピールする,治療としてすぐに使われる,日常生活での機能に関係する,そして患者のニードにあわせて柔軟性を持つものなどである.木工は手順の多様性と作品が生みだされることから,以上の意図した目標のすべてに合う数少ない作業種目の1つとしてちょうほうがられている.
治療として作業を適用させる方法とか特別の用い方は,病名,または障害,OTの方針,オリエンテーション,管理しやすい患者の数,患者の年齢と興味などによって大きく変化する.
このため,ここでは治療手段としての木工使用の原理と治療の適用を検討することにし,木工技術面については述べない.それらに関しては容易に参考分献を入手できるであろう.
作業療法を多種の病院で用いられるすべてについて述べるのは,たいへんなので2方面から臨床場面の検討をすることにした.誰でもが使えるように大きく身体障害に対するものと,精神障害に対するものとに分けた.
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