特集 耳鼻咽喉科CT診断
序
pp.743
発行日 1982年10月20日
Published Date 1982/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492209500
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CTではX線トモグラフをコンピュータ処理することにより,画像を組み立てることができ,また従来のX線写真より解像力もよく,スライス幅を狭くできるので,臓器の位置関係がよくわかり,解剖所見に近い像が得られる。
CTスキャンが開発されてから,年と共に機器の改良が行われ,その結果臨床応用が急速に拡がり,診断上に果たす役割は極めて大きくなった。それにつれてCTについての解説や臨床上の読影について,多くの出版物があるが,全科にわたるので,耳鼻科領域について知りたいことが出ていないということから,耳鼻科領域の特質をふまえた,きめ細かい解説書が必要であった。
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