鏡下咡語
和して同ぜず
河村 泰男
pp.700-701
発行日 1978年9月20日
Published Date 1978/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208703
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カクテル光線に緑の人工芝が映える。個性豊かな選手らがその上を縦横無尽鼻走る光景をダブらせた時,私はいいしれない,それでいて誰彼なしに話しかけたくなる誇りと衝動を禁じえない。
「耳鼻咽喉科」読者の約2/3を占めるであろう読売ジャイアンツファンには悪いが,私は戦後プロ野球復活以来のV3・阪急ブレーブスの大ファンである。若く,颯爽として帽子をとばし「勝負!!」と掛け声をかけながら速球を投げたあの天保,今西両投手時代が懐かしく,そして"灰色の阪急"と云われながら"夜の勇者"と親しまれ,玄人受けするプレーを展開していたブレーブスナインが中学時代から何となく好きだつた。
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