特集 耳鼻咽喉科におけるショック様症状とその対策
経験例
ショック様状況についての経験例・17—表面麻酔によるショック1症例
本庶 正一
1
,
山田 隆志
1
1山口医科大学耳鼻科教室
pp.1118-1119
発行日 1963年12月20日
Published Date 1963/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203181
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耳鼻咽喉科領域に発するショックは,術前の処置,ことに局所麻酔剤の使用によることが,最も多いとされている。最近,私どもは,喉頭直達鏡検査を目的として,4%キシロカイン液による咽喉頭部の表面麻酔を行なつたところ,ショック症状を呈し,さいわい早期に適切な処置を行ない,ことなきを得た例を経験したので,ここに報告する。
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