特集 出血と止血
Ⅱ.各論
1.部位別の出血及び止血
c.咽頭
後藤 敏郎
1
1長崎大学
pp.309-312
発行日 1961年4月20日
Published Date 1961/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202650
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咽頭よりの出血でその止血が問題になつて来るのは咽頭の悪性腫瘍の手術及びTonsillektomieの後出血であるが,その他で困るのは咽頭の悪性腫瘍の浸潤による大血管の破裂,外傷等である。ここでは特にTonsillektomieを中心にして述べることとする。咽頭の出血と止血法について考える上に先ず必要な資料は扁桃を中心とした咽頭の血管分布である。
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