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ネオレスタミンによるアレルギー性鼻炎の治療
宮尾 赳
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1昭和醫大耳鼻咽喉科學教室
pp.339-340
発行日 1953年7月20日
Published Date 1953/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200929
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抗ヒスタミン劑の歴史は1929年阿南氏合成による化合物をFourneau et Bovet(1933)は929Fと稱え之のものに其の端を發し,Staub(1939)の1571Fが抗ヒスタミン作用を有することを發表して以來Halpen(1942はMosnierの合成したこの種の化合物60餘種の抗ヒスタミン作用を比較研究し,2325RPと2339RPが勝れていることを發見した。その後アメリカに於てもこの方面の研究が盛んとなり,BenadrylとPyribenzaminが發見された。抗ヒスタミン劑の研究はフランス,アメリカ,スイス等で活發に續けられ有效な新合成物が多數發見され著明なものでも20餘種を超えるものと思う。
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