Japanese
English
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痛風結節の1例
A CASE OF TOPHI
北村 啓次郎
1
Keijiro KITAMURA
1
1慶応義塾大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
pp.377-380
発行日 1966年4月1日
Published Date 1966/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204336
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I.緒 言
痛風は,欧米においては,既に古くから知られており,Thomas Sydenhamの詳細な研究がある。我国においても,年々増加の傾向にあつて,御巫1)の全国集計によると489例におよぶといわれている。しかるに,本邦皮膚科領域における本症の報告は少なく,著者の調査によれば,最近10年間でわずかに数例2)3)4)5)6)を見るにすぎない。著者は最近,本症の1例を経験したので,ここにその概要を報告すると共に,若干の考按を加えた。
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