Japanese
English
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皮膚紅痛症の1例
A CASE OF PRIMARY ERYTHERMALGIA
佐々木 宗一郎
1
,
三木 信夫
1
Soichiro SASAKI
1
,
Nobuo MIKI
1
1神戸医科大学膚科学教室
1Department of Dermatology, Kobe Medical College
pp.367-371
発行日 1966年4月1日
Published Date 1966/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204334
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I.はじめに
皮膚紅痛症(erythermalgia, erythromelal—gia)なる疾患は1878年Mitchel1)が初めて記載したもので,その臨床的特徴として四肢の灼熱痛,発赤および皮膚温の上昇があげられるが,その本態は今尚不明で,又その概念や独立性疾患や否やに関し問題が残されている。稀有の疾患に属し,本邦例では比較的古い文献に散見されるが近時殆んど記載例をみない。最近われわれは本症と思われる1例を経験したのでここに報告する。
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