Japanese
English
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弘前大学皮膚科最近10年間における皮膚悪性腫瘍の統計的観察
A STATISTICAL OBSERVATION OF MALIGNANT TUMORS OF THE SKIN IN THE DERMATOLOGICAL CLINIC OF HIROSAKI UNIVERSITY DURING THE RECENT 10 YEARS (1955~1964)
針生 敬三
1
,
小川 俊一
1
,
菊池 滋
1
,
最上 晋
1
,
道部 秉
1
,
帷子 康雄
1
Keizo HARIU
1
,
Shun-ichi OGAWA
1
,
Shigeru KIKUCHI
1
,
Mamoru MICHIBE
1
,
Yasuo KATABIRA
1
1弘前大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Hirosaki University School of Medicine
pp.57-61
発行日 1966年1月1日
Published Date 1966/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204272
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I.緒 言
近年における悪性腫瘍増加傾向はあらゆる領域で注目されているが,皮膚悪性腫瘍特に皮膚癌の本邦における地域的分布について見ると,南に比べ北に少ないことが宮地1),瀬木2)によつて指摘されている。我々は昭和30年より同39年までの10年間に弘前大学皮膚科を訪れ,皮膚悪性腫瘍と組織学的に確疹された症例について臨床的観察を試み,本州の北端に位する青森地方の皮膚悪性腫瘍の大要を諸家の統計と比較検討したので以下に報告する。なお,症例中には既に当教室より別著3)7)として発表されたものが含まれている。
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