Japanese
English
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弘前大学最近11年間における多形滲出性紅斑の臨床的観察
SOME CLINICAL OBSERVASIONS ON ERYTHEMA EXSUDATIVUM MULTIFORME DURING LAST 11 YEARS (1953~1963)
小川 俊一
1
Shun-ichi OGAWA
1
1弘前大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Hirosaki University School of Medicine
pp.565-570
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204100
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I.結言
多形滲出紅斑は,1866年Hebraにより初めて独立疾患として記載されているが,本症と同様の表現は凍瘡,食餌性中毒疹,薬疹及び昆虫刺咬症などでもみられることは周知の通りである。さらに近年本症の重症異型或いは汎発型と皮膚・粘膜・眼症候群との関係も諸家の注目する所となつている。著者は此の度,昭和28年より昭和38年迄の11年間に当皮膚科を訪れた主として狭義の多形滲出性紅斑につき2,3の臨床的観察を行なったので以下に報告する。
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