Japanese
English
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腎血管性高血圧症の1例
A CASE OF RENOVASCULAR HYPERTENSION
夏目 修
1
,
塩 暢夫
1
,
川村 俊三
1
Osamu NATSUME
1
,
Nobuo SHIO
1
,
Syunzo KAWAMURA
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Tohoku University School of Medicine
pp.383-387
発行日 1965年4月1日
Published Date 1965/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204061
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I.緒 言
高血圧症は本態性高血圧症,及び二次的高血圧症とに大別されるが,後者は更に腎性,内分泌性,循環器性,神経性の4群に分けられる。これらのうち,腎性高血圧症,血管病変による高血圧症,及び内分泌性高血圧症は外科的治療の可能なものとして,最近とみに注目を集めるようになつた。とくに,腎性高血圧症は,腎血管造影法が行なわれるようになり,診断法も確立したためか,数多く報告されるようになつた。又,手術による治療成績も検討され,非常に良好であることが認められている。我々は,最近,腎血管性高血圧症の1症例を経験したので,報告すると共に,その病因,診断,治療などについても,文献的考察を行ないたいと考える。
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