Japanese
English
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発育不全腎による腎性高血圧症の2例
TWO CASES OF RENAL HYPERTENSION BY THE RENAL HYPOPLASIA
夏目 修
1
,
塩 暢夫
1
,
川村 俊三
1
Osamu NATSUME
1
,
Nobuo SHIO
1
,
Syunzo KAWAMURA
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Tohoku University School of Medicine
pp.1071-1075
発行日 1965年11月1日
Published Date 1965/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204208
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I.緒 言
発育不全腎が高血圧症を合併することは,1940年Braasch1)が1症例を発表以来,腎摘除術により治癒せりめうる高血圧症として注目されている。従つて欧米に於いては,多数報告されているが,本邦報告例は少なく,文献上わずかに7例を見るにすぎない。
われわれも最近発育不全腎によると考えられる腎性高血圧症の2症例を経験し,腎摘除術により治癒せしめえたので報告すると共に,本邦報告例及びその高血圧発症原因などについても,多少の文献的考察を行ないたいと考える。
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