Japanese
English
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スポロトリクム症の2例—山陽地方における第6,第7例
TWO CASES OF SPOROTRICHOSIS: THE SIXTH & SEVENTH CASES IN THE SANYOPROVINCES
吉田 彦太郎
1
,
荒田 次郎
1
,
浅越 博雅
1
,
山口 司
2,3
Hikotaro YOSHIDA
1
,
Jiro ARATA
1
,
Hiromasa ASAGOE
1
,
Tsukasa YAMAGUCHI
2,3
1岡山大学医学部皮膚科教室
2財団法人
3川崎病院
1Department of Dermatology, Okayama University Medical School
2Department of Clinical Pathology
3Tumor, Kawasaki Hospital
pp.359-363
発行日 1965年4月1日
Published Date 1965/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204055
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I.緒 言
スポロトリクム症はかつて本邦では比較的稀な疾患とされていたが,1920年西沢ら1)の第1例の報告以来134例を数え,必ずしも稀有な疾患とは見做し難くなつている。しかし,その世界的な地理的分布の偏向は依然として改められず,本邦においても84.4%が関東地方に見られ2),中四国地方では未だに稀有な疾患である特徴を失つていない。
今回我々は本症の2例を相ついで経験したので,山陽地方における第6,第7例として症例追加を試みたい。
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