Japanese
English
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下腿湿疹及び潰瘍の下肢連続動脈造影像について
SERIALOGRAPHY OF THE LOWER EXTREMITY IN LEG ULCER AND IN LEG ECZEMA
須貝 哲郎
1
Tetsuro SUGAI
1
1大阪市立大学医学部皮膚科学教室
1Dermatology, Osaka City University Medical School
pp.121-125
発行日 1965年2月1日
Published Date 1965/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204001
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I.はじめに
連続動脈造影法は被験部の血流状態を動的にとらえ,かつ,局所動静脈の同時造影をうる極めてすぐれた診断法として,主に外科領域で発展し,すでに種々の自動連続動脈造影装置,即ちRadi—ocarrousel1)やAutomatic long-segment serialograph2)の完成をみている。殊に後者は下肢動脈の連続撮影用につくられた優秀な装置である。著者はこのような自動撮影装置を有しないので,7秒間隔で3枚連続に撮影する最も原始的な連続造影法を採用し,下肢皮膚疾患と連続動脈造影像との関係を追求した。
造影剤の進行速度及び血管の造影状態の変化に基いて,次の5群に下肢全体の造影像を分類し,下肢皮膚疾患との関係を既に報告した3)。
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