Japanese
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特集 泌尿器腫瘍
膀胱
腎結核と膀胱癌の合併した1例
COINCIDENTAL OCCURRENCE OF RENAL TUBERCULOSIS AND URINARY BLADDER CARCINOMA: REPORT OF A CASE
渡辺 昌美
1
,
熊坂 銑郎
2
Masami WATANABE
1
,
Tetsuo KUMASAKA
2
1東北大学医学部泌尿器科学教室
2仙台逓信病院皮膚泌尿器科
1Department of Urology, Tohoku University School of Medicine
2Clinical of Dermatology and Urology, Sendai Teishin Hospital.
pp.1327-1330
発行日 1964年12月1日
Published Date 1964/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203973
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I.緒 言
同一人における癌と結核との合併は,さほど稀ではない。しかし癌と結核との間に原因的関係があるかどうか,またいずれが原発でいずれが続発するかという点に関しては,いまだ結論づけられない状態である。
私どもは最近,両側腎結核と膀胱癌とが合併し,尿毒症を併発して最後には急性肺炎で死亡した剖検例を経験したので報告する。
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