Japanese
English
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尿閉を惹起せる尿管ポリープ
POLYP OF THE URETER CAUSING URINARY RETENTION
古本 肇
1
,
中村 武夫
1
,
和田 一郎
1
Hazime FURUMOTO
1
,
Takeo NAKAMURA
1
,
Ichiro WADA
1
1金沢大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, School of Medicine, Kanazawa University
pp.633-636
発行日 1963年7月1日
Published Date 1963/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203546
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I.緒言
尿管腫瘍の報告は最近増加の傾向にあるが,良性腫瘍は比較的稀である。1861年Lebertが原発性良性尿管腫瘍を始めて報告しているが,其の後の報告は比較的稀で,Vest (1945)は世界文献から約70例を蒐集している。中でもポリープは極めて稀で,本邦においては原発性尿管腫瘍50例中僅か8例の報告をみるに過ぎない。
著者らは最近尿閉を惹起した興味ある尿管ポリープの症例を経験したので,茲に報告する。
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