Japanese
English
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前立腺の経直腸的生検法
TRANSRECTAL BIOPSY OF THE PROSTATE
黒田 一秀
1
,
勝目 三千人
1
,
中島 文雄
1
Kazuhide KURODA
1
,
Michito KATSUME
1
,
Fumio NAKAZIMA
1
1北大泌尿器科教室
1Department of Urology, Hokkaido University School of Medicine
pp.891-893
発行日 1961年10月1日
Published Date 1961/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203155
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前立腺のScreening testは直腸内触診による異常硬結の発見であるが,該硬結が真に癌であるか否やの決定は終局的には組織学的検査によらねばならない訳である。前立腺生検法にはその経路,術式と器具によつて色々の方法があるが,そのうち最も広く行われて来たのはperineal routeであり,transrectal routeの報告は少い様である。
我国に於いては従来前立腺生検法の術式についての論文は比較的少く,殊にtransrectal routeのまとまつた報告はない様である。我々は僅か15例の経験ではあるが,経直腸法が簡単容易に希望の部より充分な前立腺組織を採取出来,且つ危険な合併症もなく,推賞するに足る良い方法である事を知つた。
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