Japanese
English
原著
Nevoxanthoendotheliomaの1例
A CASE OF NEVOXANTHOENDOTHELIOMA
石川 謹也
1,2
Kinya ISHIKAWA
1,2
1慶応義塾大学医学部皮膚科泌尿器科
2済生会神奈川県病院皮膚科泌尿器科
1Dept. of Dermatology, School of Med. KEIO Univ.
2Dept. of Dermatology, Saiseikai Kanagawa Hospital
pp.865-868
発行日 1961年10月1日
Published Date 1961/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203148
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Nevoxanthoendotheliomaは1912年英国のMcDonaghが5例を記載,その後,主として英米に於てWise,Jacobi-Grund,Adamson,Se-near-Caro1),Lamb-Lain,Montgomery-Oster-berg2),Laymon-Schoch3)等により報告されて来た。1954年Nomland4)は文献的に本症に該当する症例が42例みられると述べている。一方,本邦に於ても同症と思われるものは現在迄かなりあり。若年性黄色腫或いは結節性黄色腫等の病名の下にその報告がみられる。しかしNevoxantho-endotheliomaの病名で初めて記載したのは昭和30年西村等5)で,次いで石原6),佐野等7),須貝8),野波等9),姉小路10)によつて報告されて来た。最近,本症の1例を経験したので報告する。
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