Japanese
English
原著
Methylmercurithioacetamide,その他2,3薬剤の抗白癬菌作用
ANTIFUNGAL ACTIVITY OF METHYLMERCURITHIOACETAMIDE AND CERTAIN OTHER AGENTS
塚田 貞夫
1
,
池田 真康
1
,
北村 清隆
1
Sadao TSUKADA
1
1金沢大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kanazawa University School of Medicine
pp.721-723
発行日 1961年8月1日
Published Date 1961/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203114
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白癬の治療はグリセオフルビンの登場によって大きな進歩をとげた1)2)。しかし,わが邦では今の処,種々の制約から,これの使用は限られた範囲にとどまつている。他方,白癬のあるものは外用薬のみでもよく治りうるし,また,グリセオフルビンと外用薬の併用がグリセオフルビン単独療法よりも勝れていることも判つて来た。これらの理由から外用抗白癬菌剤の研究を怠ることができないのは自明である。われわれは有機水銀化合物,サリチルアミド誘導体3)および安息香酸誘導体の若干について白癬菌および白癬に対する効力を実験的並びに臨床的に検索した。
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