Japanese
English
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白癬病巣より培養せる白癬菌ならびに表在性細菌について
STUDIES ON THE DERMATOPHYTES AND BACTERLOFIORA ON MYCOTIC SKIN LESIONS
藤田 恵一
1
,
勝屋 次郎
1
,
高橋 了
1
,
大平 堅一
1
Keiichi FUJITA
1
,
Jiro KACHIYA
1
,
Ryo TAKAHASHI
1
,
Kenichi OOHIRA
1
1自衛隊中央病院
1JSDE Central Hospital
pp.739-744
発行日 1963年8月1日
Published Date 1963/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203569
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I.前言
白癬病巣より皮膚糸状菌を分離同定した成績は本邦においても大正末期より今日に至るまで多数の報告があり1),また高橋ら2)は東京地方における皮膚糸状菌叢の変動について現在までの文献を整理して詳細に検討し,殊に前大戦前後の変動について興味ある所見を報告している。
各種皮膚病巣の細菌叢に関する研究もまた多数報告されている。殊に広く皮膚病巣の細菌叢を追求した場合,分離菌株の大部分を占め,またもつとも重要なものは葡萄球菌であることはすでに知られており3),ことに最近の薬剤耐性とも関連して葡萄球菌に関する報告ははなはだ多く応接に暇がない。葡萄球菌に関してはElek4)の著者に詳細に記載されている。
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