Japanese
English
原著
多発性結石を伴える馬蹄鉄腎の一手術治験例
A CASE OF HORSE-SHOE KIDNEY WITH MULTIPLE UROLITHIASIS
石川 誠二郎
1
,
安斉 徹男
1
,
徳沢 邦輔
1
Seijiro ISHIKAWA
1
,
Tetsuo ANZAI
1
,
Kunisuke TOKUZAWA
1
1群馬大学医学部渋沢外科
1Department of Surgery, School of Medicine, Gumma University
pp.675-679
発行日 1961年8月1日
Published Date 1961/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203106
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.はしがき
馬蹄鉄腎は,19世紀,Morgagni,およびRay-erによつて腹部中央に位置する腎奇型として,解剖学的に発見されて以来,幾多の剖検症例の報告を見るが,一般に臨床面よりの報告は比較的少なく,本邦では150余例を数えるに過ぎない。臨床的には本疾患は二次的合併症を起し,その結果発見されるものが多い。私共は多発性尿路結石として手術し,馬蹄鉄腎を発見した症例を経験したので報告する。
Copyright © 1961, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.