Japanese
English
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転移性両側尿管閉塞(無尿症)
BIL ATFRAL URETERAL OBSTRUCTION CASED BY TUMOR METASTASIS (Anuria)
小山 達朗
1
,
掘米 哲
1
,
垂水 泰
1
,
清水 光博
1
Tatsuro OYAMA
1
,
Tetsu HORIGOME
1
,
Yasusi TARUMI
1
,
Mitsuhiro SIMIZU
1
1札幌医科大学皮膚泌尿器科教室
1The Department of Urology and Dermatology, Sapporo Medical College
pp.887-890
発行日 1959年9月1日
Published Date 1959/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202631
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緒言
二次性尿管腫瘍には隣接臓器癌腫から直接波及したものと,遠隔臓器癌腫よりの真の意味での転移したものとあり,前者は比較的多いが,後者は極めて少く胃癌による転移例次いで前立腺癌,子宮頸部癌,肺癌,乳癌等が稀に報告されている。我々は最近無尿症にて来院せる患者で臨床検査により腫瘍による両側尿管閉塞症と診断した症例で其の後死亡し,剖検の結果副腎に原発したと思われる癌腫(腺癌)が両側尿管に転移していたことが判つた。この症例について症例報告すると共に若干考按を試みた。
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