Japanese
English
--------------------
皮膚科領域における壊死物質融解酵素剤Trypure Novoの使用経験
CLINICAL USE OF CRYSTALLINE TRYPSIN (TRYPURE NOVO) IN DERMATOLOGICAL FIELD
吉田 守男
1
Morio Yoshida
1
1九州大学医学部皮膚科教室
1Dermatological Department, Faculty of Medicine, Kyushu University
pp.851-854
発行日 1958年8月1日
Published Date 1958/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202331
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はしがき
外傷,火傷およびその他の原因による潰瘍面における壊死物質の存在が創傷の治癒に不快な存在となることにはしばしば遭遇する。
最近これら壊死物質を除却し創面の清浄化を計り間接的に治癒を促進する目的で蛋白分解酵素が登場し,結晶トリプシンもこの目的で外科領域で良好な結果を挙げた報告が多数見られる。このたび私も皮膚科領域においてとくに潰瘍に蛋白分解酵素たるTrypure Novo (小玉商事)を使用する機会を得,見るべき効果を奏したので報告する。
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.