Japanese
English
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病理組織学的に興味ある母斑癌の1例
A CASE OF NAEVOCARCINOMA
大西 長昇
1
,
由井 豊
1
Chosho Onishi
1
,
Yutaka Yui
1
1岡山大学第一外科教室
1lst. Surgery Department Medical School of Okayama University
pp.597-600
発行日 1958年6月1日
Published Date 1958/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202278
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緒言
1889年Volkmannは皮膚癌223例につき詳細なる観察を行い,以後1903年Brunn1)の145例についての報告,1905年Bormann2)の290例についての研究,1910年Marassovich3)の182例の統計的観察等々多数の先人が皮膚癌について精細なる観察を行つている。
本邦においても1904年三橋が火傷瘢痕より発生せる皮膚癌3例を報告したのを嚆矢と,最近では昭和21年(1946年)太田等4)の東大皮膚科における109例についての統計的襯察があり,又昭和29年(1954年),入江5)の北大皮膚科における24例の統計報告等々多数の報告がなされている。
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