発行日 1950年12月15日
Published Date 1950/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906762
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文明國では人類の大敵であつた傳染病が次第に減つて來たので,心臓血管の病氣や癌などが重要な病氣として一層研究される樣になつて來ています。それで本年7月17日から22日までフランスのパリーで,第5回國際癌學會が開催され,世界各國即ち40カ國以上の國國から850名ばかりの學者が集り,研究した結果を報告したり,將來の研究に就て協議したりしました。但しソ連及びその衞星國の學者たちは最初學會に參加しないといつて來ていたのですが,會の終り頃には2名出席したそうです。
この學會で發表された研究報告中で,直接我々に興味あるものを2〜3を御傳えすると,
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