Japanese
English
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テオハルン結石症の2例
TWO CASES OF THEOHARN CALCULI
伊藤 本男
1
,
湧井 正
2
,
浜松 輝美
2
Motoo Ito
1
,
Tadashi Wakui
2
,
Terumi Hamamatsu
2
1長岡赤十字病院皮泌科
2長岡赤十字病院内科
1Dpt. of Dermatology and Urology, Nagaoka Red Cross Hospital.
2Dpt. of Internal Medicine Nagaoka Red Cross Hospital.
pp.173-177
発行日 1958年2月1日
Published Date 1958/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202188
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テオハルン(以下テと略す)は,1883年Liebigによりメラミンとして合成された尿素系製剤であるが,1944年Lipschitz,Hadidian等により,尿素の76.5倍に及ぶ卓越した利尿効果のある事が知られて以来,広く臨床的に応用される様になり,認むべき副作用はないとされて来た。
然しながら,1951年宇佐美,向井により,本剤内服により発生した尿路結石症の1例が報告されて以来,同様の報告が文献中に散見される様になつた。我々も最近本剤服用により発生したと思われる尿路結石症の2例を経験したので報告する。
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