特集 皮膚泌尿器科診療の進歩〔2〕
血尿の診断及び治療
赤坂 裕
1
1昭和医科大学泌尿器科
pp.1153-1161
発行日 1955年12月25日
Published Date 1955/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201575
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尿は泌尿器系臓器の病変を端的に示すものである。而して尿に発現する異常の内,血液の混ずる事によつて起る血尿は,患者の容易に認識し得るものであると同時に,これを見れば非常に驚愕し,不安にかられ速かなる診療を期待する最も主要な尿路疾患の症状である。因つて我々は可及的速かに出血個所,出血病変を確実に診断し,適確なる治療をして治癒せしめる事を心がけねばならない。
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