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精虫侵襲症の1例
岩田 正三
1,2
,
龜井 義明
1,2
1慶応義塾大学医学部皮膚科泌尿器科教室
2川崎市立川崎病院皮膚科泌尿器科
pp.476-478
発行日 1954年8月1日
Published Date 1954/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201252
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緒言
精虫侵襲症は1924年Orsósによつて最初に記載され,その後Oberndorfer,Sternberg & Straǔsが記載しており,次でFriedman & Garskeが12例を,Friedman & Rǔsselが1例を,Cron-qvistが7例を蒐集して報告しているが,本邦に於ても明らかに精虫侵襲症と題しての報告が阿部,大森,田村によつて行われている。この疾患は睾上体の1炎症として最近重視される様になつてきた。我々の外来に於ても睾丸部に対する衝撃によると思われる精虫侵襲症の1例を経験したので茲に報告する。
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