--------------------
慢性蕁麻疹に對する間腦レ線照射療法の再檢討
飯田 孝雄
1
1北海道大學醫學部皮膚科教室
pp.401-404
発行日 1953年7月1日
Published Date 1953/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200998
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒言
慢性蕁麻疹の治療には我々は日常少からず困難して居り,近來色々の藥劑が現われて來たが,遺憾ながらその効果にはまだまだ日暮れて道遠しの感を深くせざるを得ない。そこで余は曾て安藤氏或は北村氏によつてとり擧げられた間腦のレ線照射療法を改めて再検討しようと思い,茲に種々な療法に頑強に抵抗した慢性蕁麻疹23例に就いての成績を述べると共に,該照射前後の自律神經系機能を検査してその臨床的効果と自律神經機能の變動とを比較検討してみた。
Copyright © 1953, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.