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轉移を伴う前立腺癌に就て—保存的療法に關する一檢討
佐渡 博
1
,
後藤 薰
1
,
大桑 裕
1
1京都大學醫學部泌尿器科教室
pp.228-232
発行日 1952年5月1日
Published Date 1952/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200722
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前立腺の癌腫に關して1898年Albarran及びHalleが,臨床的に前立腺肥大症として診斷せられたものの内,該腺全摘出後組織學的検索に依り癌腫樣變化を呈するものが稀でない事を唱えて以來,該腺惡性腫瘍に關する報告,記載を多數見る樣になつた。
一方本邦に於ては,明治39年田中,松本の記載があり,爾來可成りの報告を認めているが,猶歐米に比しその報告は尠いものの樣である。
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