特集 成人先天性心疾患 エキスパートコンセンサス
Ⅱ.成人先天性心疾患特有の問題点に対するアプローチ
Fallot四徴症術後右室流出路治療介入のポイントは?
佐地 真育
1
,
七里 守
1
,
矢崎 諭
2
1公益財団法人日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院循環器内科
2公益財団法人日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院小児科
pp.440-450
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200507
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Point
・右室流出路機能不全に対する介入時期はいまだ明らかでない部分があり,症状,画像診断などで総合的に判断し,右室が非可逆性変化を起こす前に介入する必要がある.
・経カテーテル肺動脈弁置換術は手術の代替となる可能性がある.またその低侵襲性から,手術と組み合わせることで,患者の生活の質を向上できる可能性がある.
・小児循環器医,小児心臓外科医,循環器内科医,コメディカルなどがハートチームを形成し,成人先天性心疾患術後患者を包括的に診療することが重要である.
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