特集 U40世代が描く心不全診療の現状と未来—基礎研究を識り,臨床を素心深考する
Ⅳ.基礎研究から知る臨床の未来
ゲノム研究はどこまで進んでいるの?
野村 征太郎
1
1東京大学医学部附属病院循環器内科
pp.170-175
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200350
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Point
・循環器疾患は遺伝要因と環境要因の組み合わせにより発症する.
・LMNA遺伝子変異は拡張型心筋症の予後を規定しており,精密医療として実用化されることが期待される.
・一塩基多型(SNPs)のポリジェニック・リスクスコアにより虚血性心疾患・心房細動のリスク層別化が期待される.
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