特集 U40世代が描く心不全診療の現状と未来—基礎研究を識り,臨床を素心深考する
Ⅰ.心筋症
—基礎編—がん治療関連性心血管障害の予後予測因子はありますか?
野村 征太郎
1
1東京大学医学部附属病院循環器内科
pp.62-66
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200330
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Point
・GWAS解析により,がん治療関連心筋症の機序にかかわる分子が同定された.
・タイチン遺伝子の短縮型変異は,がん治療関連心筋症の予測因子になりうる.
・遺伝要因・臨床的背景・治療要因を統合したリスク層別化の構築が求められる.
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