特集 循環器疾患の画像診断—現状と進歩
Ⅴ.肺循環疾患
MRIを用いた右室機能評価を知る
奥田 茂男
1
,
山田 祥岳
1
,
陣崎 雅弘
1
1慶應義塾大学医学部放射線科(診断)
pp.420-426
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200278
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Point
・右室容積計測や肺動脈弁逆流の評価は経胸壁エコーでは難しく,MRIにより行われる.
・右室容積計測に際しては輪郭描画,血流速度・血流量の計測に当たっては撮像断面とVENC設定の最適化が重要である.
・肺動脈弁閉鎖不全がある場合には,渦流やらせん流により血流量の計測値が影響を受けることがあり,大動脈と肺動脈血流の整合性を確認する必要がある.
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