特集 循環器の現場からの検証:そのエビデンスを日本で活用するには?
Ⅱ.予防医療
わが国でコレステロール値はどこまで下げるか—IMPROVE-ITやFOURIER/ODYSSEY試験の現実的な解釈を巡って
多田 隼人
1
1金沢大学附属病院循環器内科
pp.42-50
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200222
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Point
・ランダム化比較試験(RCT)の解釈に当たり,遺伝学的研究結果が大いに参考になりうる.
・The lower,the betterの概念は著明な低値(LDLコレステロール値が数mg/dl程度)までに適応され得ると思われる.
・新規薬剤のより良い適応症例を見極める努力が肝要となる.
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