特集 循環器救急の最前線—初期診療と循環管理を極める
Ⅴ.主な循環器救急疾患を診る
急性心不全・心原性ショック
中野 宏己
1
,
田原 良雄
2
1東京医科大学病院循環器内科学分野
2国立循環器病研究センター心臓血管内科部門
pp.640-647
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200205
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Point
・心不全の原因にかかわらず急性期の治療目標は心拍出量を増加させ,左室拡張末期圧を軽減させることである.
・Nohria-Stevenson分類に基づき患者の状態を把握し初期治療を開始する.
・急性心不全患者のなかでも“Wet & Cold”の患者は特に重症であり注意が必要である.
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