特集 気管支拡張症—温故知新 注目され始めた一大カテゴリー
Ⅲ.気管支拡張症の治療のすべて—薬物療法から理学療法まで
気管支拡張症に対する抗菌薬吸入療法の可能性
丸毛 聡
1
1公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院
キーワード:
抗菌薬吸入療法
,
気管支拡張症
,
吸入デバイス
,
緑膿菌
,
AMR
Keyword:
抗菌薬吸入療法
,
気管支拡張症
,
吸入デバイス
,
緑膿菌
,
AMR
pp.243-249
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200734
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POINT
●吸入療法では,局所に高濃度の薬剤を迅速に到達させることができる効率性と,血中濃度も高くならないため全身性の副作用も少なくなるという安全性が期待できる.
●抗菌薬吸入療法は,緑膿菌定着を認める気管支拡張症を中心にガイドラインでは推奨されている.
●DDSの進歩により,抗菌薬吸入療法は今後さらなる発展・適応拡大が期待される.
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