特集 COPD—実地診療にガイドラインをどう活かすか
Ⅰ.COPD実地診療にガイドラインをどう活かすか
COPDの安定期薬物療法
川山 智隆
1
,
松永 和子
1
,
藤木 玲
1,2
1久留米大学医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科部門
2藤木内科外科クリニック
キーワード:
COPD
,
管理目標
,
治療
,
長時間作用性気管支拡張薬
,
吸入ステロイド
Keyword:
COPD
,
管理目標
,
治療
,
長時間作用性気管支拡張薬
,
吸入ステロイド
pp.194-199
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200638
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POINT
●COPD患者は健康寿命が短いと考えられているため,健康寿命の延長を目指すには早期発見および早期介入が肝要である.
●COPDの安定期薬物療法は,長時間作用性気管支拡張薬の吸入が中心的な役割を担う.
●吸入ステロイドの初期導入は,喘息非合併COPDか喘息合併COPDかを鑑別する必要があるが,LAMA/LABAあるいはLABA/ICS併用療法でコントロール不良例はトリプル療法を考慮する.
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